早稲田大学 中谷礼仁建築史研究室 Architectural History, Theory, Temporal Science for Architectual Expression,
"Nakatani Seminar", NAKATANI Norihito Lab." Department of Architecture, Waseda University. 建築史、建築理論、歴史工学研究

 

2010年度中谷研究室 ゼミ員募集のお知らせ

オープルームは随時行いますが 下記の日時にオープンルームを行います。

2010/2/8(mon) 14:00-16:00 中川研究室・中谷研究室(55N-08)
以下にゼミ紹介を掲載いたします。少し重いかもしれません。

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今和次郎『日本の民家』再訪ゼミ

およそ90年前、早稲田大学の助手であった今和次郎は日本を周り、各地の民家を最終しそのありようについて一冊の本『日本の民家』をまとめた。本ゼミでは、そこに掲載された各民家の現在をすべて再訪し、その現在を記録することでこの約1世紀の間の日本の国土の変容を考察するものである。継続ゼミ。


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『Nature of Order』翻訳ゼミ

20世紀を代表する建築的知性のひとりであるクリストファー・アレグザンダーの真のラディカルさはここ日本では、曲解され理解されていない。この状況を鑑みて、彼の基礎研究に加えて2003年に発売された"THE NATURE OF ORDER"の翻訳と考察を行う。またそれら成果を下敷きとして、システム論や建築生還、装飾芸術などへの展開を目指す。継続ゼミ。


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ワイルドバンチ研究所

都市の衰退あるいは災害(自然災害、人災)などによって放棄・破壊された土地(蛮地)と居住をどうするか。建築の「高度な発展」以外の普遍的な活動形態はあるか。本ゼミでは、技術論・環境論・都市論などを総合的に参照しながら、イメージ(設計)とテキスト(論文)を並行して蛮地を考察し、設計提案を行う。


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アドルフ・ロース研究/非建築の期限
(鈴木了二研究室と共同)

アドルフ・ロースの未邦訳の文献の邦訳と考察。世紀末ウィーンの建築家ロースについては彼の全集より建築論を基本として抜粋された書籍が日本でも刊行されている(『装飾と犯罪』中央公論美術出版)。しかしロースの真骨頂は非建築と建築の往還にあり、未邦訳の部分の検討が必要である。このゼミを通して邦訳と考察を行い、編集出版組織体アセテートより順次刊行予定。(第一回目配本 2010年3月アドルフ・ロース著作集1『虚空に吼える』刊行予定)


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家(家に住まう化モノ)論

家にまつわる根源的な構造を主に人類学的文献探索から探る。1)住居と子供(子殺し問題を含む) 2)幽閉論、王権論(不自由な王のパラドクス) 3)成長、通過儀礼論(家族の移行プロセスと住居文化人類学)等 4)ナンド論