早稲田大学 中谷礼仁建築史研究室 Architectural History, Theory, Temporal Science for Architectual Expression,
"Nakatani Seminar", NAKATANI Norihito Lab." Department of Architecture, Waseda University. 建築史、建築理論、歴史工学研究



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Japanese / English

■時空間に位置する研究室をめざして

過去は「あった」のではなくて「いる」。道路を曲げて敷設させるもの言わぬ古墳、建売住宅群と化した条里制の水田、量販店に鞍替えした倒産した紡績工場…それはなによりもまず物理的に現在に影響を与えているではないだろうか。
中谷礼仁研究室では、従来の建築史研究をもとに「歴史工学」という新しい学的ジャンルを打ち立てた。時間の異なる事物の混在の仕方、活かし方を研究するのが目的である。
結果として私たちの研究室では新旧が入り混じる、立体的な学問空間を作り上げている。歴史的建造物の保存活用提案、環境学や民俗学などとの連携による千年スパンで続いた都市や集落の原因解明とその評価、近代黎明期の西洋における建築文献の翻訳研究、早稲田建築をはじめとしたアーカイブ研究、歴史的事物の新カテゴリによる再配置などである。

中谷礼仁